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泣かないでアマテラス [随筆]

カテゴリー新設。何でもあり〜。(-∀-;)

きっかけは榊なのである。木ネ申。
そこから派生して記事作成。意欲満々。
そう、僕の気分変調の波が通常範囲に収束しますように。( 人 )

そう、神道なのである。しかも榊とは植物なのである。
ここから以下に文章を展開する。
さ〜、どうなるかな〜?(-∀-;)?

@@@@@

天照大神。アマテラスオオミカミ。太陽の神。
さてiTunesのApple Music Store。
キーワード「アマテラス」で検索をかけると、
中島さんがヒットする。それは、
アルバム収録の曲「泣かないでアマテラス」であり、
ついうっかり書いてしまうと、ほんと、ちなみに、
200円でダウンロードできる。〜♪

さて中島さん。「言葉の実験劇場」と銘うって始めたのが「夜会」。
最近では「ヘンなコンサート」と自評している、
そのVOL.4のタイトルが「金環蝕」。
金環蝕とは、月が太陽を覆いきれず、
まわりが金の環のように見える日食のこと。

ザックリ言うと、アマテラスの「天の岩戸引きこもり事件」を、
日食になぞらえた舞台モチーフである。
上は夜会「金環蝕」のDVDジャケット(ポスターもこれ)。
スキャンして横幅を揃えたら、巨大化しちゃった。(-∀-;)

Not only, but also,

戦前だったら許されない解釈でしょうね(笑)、と当時の中島さんは語る。
スサノヲ弟の傍若無人ぶりに絶望して、
天の岩戸にお隠れになったアマテラス姉。
結果、世界は真っ暗け。

しか〜し。その繊細スピリチュアルな太陽神が、
なになに?と岩戸をそっと開けちゃうくらいの、
スペクタクルな大宴会をやってのけたのが、
アメノウズメノミコト(天宇受売命)なのである。

すなわち太陽を失った八百万の神々は相当お困りになり、
会議場(天の安河の川原)で会議を重ねた結果、
ついに史上初の裸踊りを開催することに決定。於:天の岩戸前。
アメノウズメは、そのダンサーに抜擢。
ウズメはそして、見事に大役を果たすのである。以下にちょっとあらすじ。
(1) 世界が鳴り轟くほど一斉に大笑いする神々
(2) 覗き見ようとちょっと岩戸を開けちゃうアマテラス姉
(3) 太陽神である自分が不在なのに何故ウズメは笑っているかと問う
(4) アマテラス様より貴い神が現れまして、と答えるウズメ
(5) 岩戸前に置かれた鏡に映る自分の姿を見て、この神が?とアマテラス
(6) よく見ようと、またちょっと開いた岩戸から連れ出されるアマテラス
(7) 岩戸がシメナワ(注連縄)で塞がれ、アマテラス姉、職場復帰
言わずもがな、これが古事記、日本書紀に残るエピソードである。

アメノウズメの活躍は、実はもう1つある。
アマテラスの孫・ニニギノミコト(邇邇芸命)が降臨せんとする時、
→本名:アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコト
    天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命←長っ!ヾ(-∀-;)
突如現れた異形の神・サルタヒコ(猿田毘古神)。←天狗の原形とされる
え”?は?と戸惑う神々。ウズメは、その外交官の命を受ける。
ウズメは物怖じせずに任を務め、結果サルタヒコは、
ニニギノミコト降臨に際し、その先導をしようと出迎えに来たことが判明。
またも大役を果たしたウズメは、今度はそのままサルタヒコに仕え、
猿女君(サルメノキミ)と名を変える。
一説にはこれをしてウズメは、サルタヒコの妻になったとも。

Not only, but also,

・・・ってことは?なのである。日本人のスピリットには、
アマテラス姉さんの繊細さ(ちょっとデリケート)と、
アメノウズメの天真爛漫さ(なかなか大胆)がmixされているんじゃん。
誰にでもアマテラスとウズメの要素があるんだヨ。
古来美徳とされる、待って耐えて忍んで、
ヨヨヨと崩れるのが大和撫子の理想像?
でもさ、それだけじゃないんじゃないかい?
だから、泣かないで。泣いて終わらないで。輝いてもう一度。

 地上に悲しみが尽きる日はなくても
 地上に憎しみが尽きる日はなくても
 それにまさる笑顔がひとつ多くあればいい
 私にはなにもない 与えうる何もない
 君をただ笑わせて 負けるなと願うだけ
 微笑んで 微笑んで 微笑んで アマテラス

自分探し(内観)によってウズメ系のスピリットを呼び起こすのも可能だし、
誰をも救わない悲しみや憎しみに覆われている誰かの心の中の、
ウズメ・スピリチュアルに共振をかけるのも、あり。目を覚ましてヨ。
そもそも、太陽神たる自分の能書きとその時のシチュエーションを越えて、
うっかり岩戸を開けちゃうアマテラス姉も、
ある意味おおらかでしょうに?と、日本人の原点に訴求する。
鏡の映し身にひっかかるあたりは、さしずめサザエさんである。
→その姿に恋しないところが、ギリシャの水仙神との違いと言えよう

さて中島さんは、夜会「金環蝕」で、日食観測の天文学者として登場。
そしてアマテラスになり、ウズメになり。

コーラスの2人を交え、3人でもって、ちょっとくどいヨヾ(^^;
・・・ってくらいに丁寧に二面性を描いている。

舞台では、また別の曲「EAST ASIA」が重要な役割を担う。
これは同名のアルバム筆頭に収録されている曲であり、
またまたうっかり書くと、畏れながら200円でダウンロードできる。〜♪

 くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに
 むずかしくは知らない ただEAST ASIA

 
 世界の場所を教える地図は
 誰でも 自分が真ん中だと言い張る

 私のくにをどこかに乗せて 地球は
 くすくす笑いながら 回ってゆく

シャーマンが手にするのは、そう、榊である。←ようやっと繋がったヾ(-∀-;)

かえすがえすも、なんともうっかりの書き続けだが、
アルバム「EAST ASIA」には「浅い眠り」とか、
あまり知られざる、しかし名曲「誕生」、←マジ泣ける
そして、夜会の壮大なトータル・テーマである、
奇跡の楽曲「二隻(にそう)の舟」も収録されている。
なお、ラストの「糸」は、
ミスチル桜井さんがBank Band名義でカバーし、
生命保険のCMとして流れている。結婚式で歌えます。
上記の理由により、あるとちょっとトクした気分になれる・・・かも知れない。
ダ、ダ、ダウンロードも可能。←クドイよ(-∀-;)
以下はCD裏ジャケのスキャン画像。
中島さんの持つ植物は、極楽鳥花(ストレリチア)。

ちなみに「二隻の舟」は、どの年の夜会でも場面を変えて一部が歌われ、
2004年の夜会では(リリースDVDあり)、時空間が切り替わって、
ぐおぉ〜っと凄い流れに流されそうになるヒロイン(中島さん)の腕を掴み、
時空の車掌(魚武)が、グイッと引き留めるシーンで歌われている。

Not only, but also,

ここまで書いていて、あれ?と思った。
夜会「金環蝕」は1992年の舞台である。
その頃若造の僕は(今より14年も?若っ!)、
ほっほ〜と気付かされた気分になったものだ。
→根が素直なもので(-∀-;)
じゃ、今はどうなのサ?
→なにせ、うつ系の人は過去に学ばないので(-∀-;)
2つの波に揺られているのが病気回復の今の過程。
だとすると、2つの波をmixしてしまえたなら???
異なる符合の2波は干渉して、
振幅は小さくなると物理で習ったぞ。←むずかしくは忘れたけれど
アマテラスとウズメのスピリチュアルが混ざり合えれば???

 アマテラス 何処で泣いているの
 アマテラス 明日は泣かないで

ひょっとするに。僕は僕の答えを掴みかけているのか???
そして今朝も榊見て和む、僕なのであった。


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コメント 10

中島みゆきさんのライブの様子を初めて見ました。芝居がかった感じなんでしょうか。
ライブなんて長いこと行ってないなぁ。
「夜会」はJoyPlantさんの気分転換の場なんでしょうか。
by (2006-02-17 06:11) 

JoyPlant

>YASUさま
nice!をありがとうございます。
ライブコンサートツアーは、別にありますので、
夜会は、ほんと中島さんのパワー全開で、
観る側を圧倒します。
そのぶわ〜っとしたスピリチュアルを浴びるのが好きで、
都度に1回は観に行っております。
by JoyPlant (2006-02-17 07:55) 

Baldhead1010

みゆきちゃん、わしより年上なのにきれいだねえ。好きは人です。
天照・・・むかし、テンテルと読んでいました^^;
by Baldhead1010 (2006-02-17 08:00) 

JoyPlant

>Baldhead1010さま
nice!をありがとうございます。
え”〜とですね、1992年の映像ですゆえ。ヾ(-∀-;)
でも最後の画像だけは2004年です。
そうですね。最近、掴みかけてきた気がするんです。
人が好きじゃないと、自分も好きになれない。
・・・。逆も同じかな?と。
日本神話の神々は、妙に人間くさくて、好きなんです。
八百万の神々は自然のそれぞれの造形、
および祭祀をご担当されているんですよね〜。(^^)
by JoyPlant (2006-02-17 21:32) 

tomoya-e

にゃるほど・・・。あの舞台、シナリオ本読んでもまだまだ僕には解釈できない部分がたくさんあるのに。「夜会」ってホント、いろんな解釈ができる舞台だから、一語一句聞き逃さずにいないと・・・。でも、深読みしてたらキリがない。
ってか、「金環蝕」は、ある程度「神話」と「天文学」の知識がないと、完全には理解できないのかもしれませんね??


 地上に悲しみが尽きる日はなくても
 地上に憎しみが尽きる日はなくても
 それにまさる笑顔がひとつ多くあればいい

この部分は、教会の子供の会で、説教(僕に説教される子供ってなんだかカワイソウ・・・)のテーマとして用いたことがあります。
さすがに「アマテラス」の歌であることは話しませんでしたが・・・(笑)

印象としては、縄で引きずり出されたアマテラスが死に装束をまとっていたことかな。あと、無数の星のなかでみゆきさんが天体望遠鏡片手に、歌ってるシーンかな。

自分には、「神話」という古典と、天文学との融合点が未だにわかってないのであります。まぁ、天照大神が天の岩戸に隠れたこと = 月食という、あまりにも素人的な解釈ができるぐらいかな。

奥深すぎます、みゆきサマ。
by tomoya-e (2006-02-17 21:34) 

その「天の岩戸」の近くで、働いています(=^_^=)
今でも、伊勢神宮でお札を買う時は「あまてらす」と言わずに、「てんしょう」だったか「てんてる」と言って買います。
by (2006-02-17 22:02) 

JoyPlant

nice!をありがとうございます。

>ともにゃさま
ちょっと木ネ神で意欲に火がつきまして。(-∀-;)
岩戸から縄で引きずり出されるアマテラスが死に装束だったのは、
本文中では敢えて触れませんでしたが、
そもそもスサノオ弟の暴力に絶望して岩戸に籠もられたのに、
ついうっかり岩戸を開けちゃったところを、
力自慢のアメノタヂカラオが今だ!と開き切り、
力ずくでアマテラスを岩戸の外に引きずり出し、
結果世界は明るさを取り戻しました。はい大団円。え”?
みたいなところに、中島さんが反駁(はんばく)されたのだと思います。
あれは、2つの暴力でアマテラスが(覚悟の上で?)没することを
表現されているのでは?ある意味、抗議だと思います。
でも、そして同体からウズメが再生。
縛りの紐も、死に装束も、吹っ飛んじゃいました。没せず。
夜会「金環蝕」の舞台では、そこから先が、
中島さんが訴えたかった内容だと思うんです。反駁じゃなくて。
素直に受け入れられるし、超感動しています。

日本神話は、宮崎アニメでもモチーフとされているように、
神々が人間くさいんですよ〜。
太陽神がお隠れ=日食ですね。
または太陽の力が衰える冬至期。
日食を観測するってところから舞台が始まりますので、
中島さんは、最初、天文学者として現れたのでしょう。

古事記、日本書紀を現代風に解釈したり時代考証すると、
天文学に通じたりとか、
卑弥呼の死に符合したりするのだと思います。
つまりそれら書物は単なる御伽噺ではなくて、
事実何かが起こって、
それに八百万の神々をプロットして象徴化したのが、
2つの書物なのではないでしょうか?と思います。

>杏都さま
え”〜、天の岩戸って、実存するんですか〜?うわ〜。(驚)
伊勢にあるのでしょうか?すごい興味津々です。
また追加情報を教えてください。(^∀^)
アマテラスは、一般に女神とされていますが、それは、
女帝・持統天皇または卑弥呼がモデル?という説もあるそうです。
今調べてみましたのですが(付け焼き刃です)、伊勢神宮では、
通常は天照皇大神、あるいは皇大御神と称され、祭祀のときは、
天照坐皇大御神(アマテラシマススメオオカミ)と言うのだとか。
↑デス・マス言葉みたいな(笑)
ゆかりの神社巡り、したくなってきました。
by JoyPlant (2006-02-18 10:34) 

EAST ASIAは一番、好きかも・・・v^^;
by (2006-02-18 17:23) 

JoyPlant

>こうちゃん
nice!をありがとうございます。
鳩や柳絮(りゅうじょ)に感動し、
「EAST ASIA」のCDを聴いた(買った)翌日、
会社を休んでしまったほどです。
by JoyPlant (2006-02-18 22:13) 

数哲句(「肉中の哲学」)

 ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな
by 数哲句(「肉中の哲学」) (2022-01-11 21:42) 

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